突然ですが私ことソウカナはかれこれ十数年以上、接客業を生業としご飯を食べさせてもらっています。
これだけ長いことやっているとこんな感じのことを想われたりしがちですが…
- そんなに長年やっているなら天職なんじゃないの?
- どうせ人と話すのが得意なんでしょ?
ぶっちゃけ嫌だったし、人と話すのめちゃくちゃ苦手
だってもともと僕ってばめちゃくちゃ陰キャ。
忘れもしない高校時代。クラスの集合写真で僕がいないうちに撮影が終わってしまう程度には陰キャ。
人と接するのがめんどくさいと感じてしまう人種なんです。ワタクシ…
ではなんで接客業を選んだのか?
簡単に言ってしまえば人とまともに話せるようになるためです。
人見知りの陰キャが克服の為、接客業についてってなんかよくありそうな流れでしょ?
なのでこの記事は元々人と話すのが好きって方にはよくわからない記事かもしれません。
そんな陰キャな僕がなぜ他人とコミュニケーションが必要な販売員として仕事を長く続ける事ができたのか?
この記事ではその理由について僕なりの考えを書いていきます。
そう販売員歴だけはながいこの僕がね
結論を先に言ってしまうと↓の5つの理由です。
- 自分が沢山しゃべる必要はないと気が付いたから
- 元々人間観察が好きだったから
- 買ってもらうとなんだかんだで嬉しいから
- 他人の(お客様の)感情は僕のそれではないから
- 不特定多数の人に仕事として話しかけることができる面白さがあるから
そしてこの記事はこんな方の参考になればうれしいです
- 人見知り克服のため接客業を初めて見た人
- 陰キャなのに販売員を選ぶしかなかった人
あと会社内や学校などでのコミュニケーションに悩んでいる人なんかも周りの人をお客様だと思って対応すると気が楽になったりするのでよかったら。
ちなみに陰キャや人見知りゆえに面接がうまくいかずほかに仕事が見つからなかったなんて人!!
ぜひ接客界隈の仕事も視野に入れて見ては?
先が無いように言われてますけれども、まだ自立型AI搭載ロボットよりも人間の方が安いので当面は仕事ありますよ!!
てか、そんなロボいたらなくなるの接客業どころじゃないヨ…
それではそれぞれの内容について詳しく語っていきたいと思います。
自分がしゃべらなくても良いのは話を聞く方が大事だから!!
それでは1つ目【自分が沢山しゃべる必要はないと気が付いたから】という理由についてです。
自分うまく話せないから接客なんてできないよって人もいますが…
ぶっちゃけ全然大丈夫です!!
長年やっている僕ですら人と話すのは苦手です。
あとは何よりもリアル店舗での接客において大事なのはお客様に買ってもらうこと。
ネットでより詳しい情報が簡単に見つけられる時代です。僕ら販売員がスペックなど商品の魅力について語る事よりも大事なことがあります。
お客様が購入の意思決定をする後押しをすることです。
例えばバッグであれば、どんなシーンで使いたいのか、どんなサイズ感で、どんな質感の物を探しているのか…
お客様の様子を観察したり、時に質問したりしてそれらを把握しそれに合う(もしくは近い)商品を提案していくだけで割と買っていただけたりします。
買い物の手伝いって言ったところかな?
これなら自分が話すのは質問んと、少しの商品情報のみ。
最初からある程度、悩みや求められる事を想定して商品知識をつけておけばいい。要するに…
あらかじめ会話デッキを作りやすい!!
ああ、頑張って自分から話さなくてもええんやん!!
とこれに気が付いた時にめちゃくちゃ気持ちが楽になりました。
そしてそのために大事なのは観察力です。でもそれはもともと陰キャ人見知りの僕の得意分野。
もともと人間観察が好きだったのは陰キャだからこそ
さて二つ目の【元々人間観察が好きだったから】という理由に触れていきます。
先程一つ目の理由を説明する際にこんなことを言いました。
リアル店舗での接客において販売員がすべきことはまずお客様の様子の観察
これってめちゃくちゃ大事!!
これによってお客様への対応だったり最初の声掛けの内容も変わってきますからね。
観察と最初の声掛けがぴったりはまるとお客様が即決してくれることだってありますし。
自分の仕事を楽にするためには観察力が必要ってなわけですが…
人見知りで陰キャな僕は人間観察が子供のころから続けてきたこと
何でそう言えるかというと、僕と同じ傾向のある(あった)方はお判りかもしれません。
僕らにとって人に声をかけるのって結構ハードルが高い…
知り合いが相手だとしてもこんなことを悩み相手を観察するステップを挟みます。
- 僕が声をかけたら嫌な思いをしないだろうか?
- 彼(彼女)の友達になんか悪く言われたりしないだろうか?
- こんなこと聞いたらどう思うだろうか?
- だれも周りにいないタイミングは無いだろうか?
- なんとなく機嫌の良さそうな時に声をかけられないだろうか?
などなどほかにもたくさんあります。
いやいやそんな悩んでる暇あったら声かけちゃいなよ…
って言いたくなるような悩みがね僕らの壁として立ちはだかる。
もうさすがに十数年も販売員をやってきていますからね。気にしてもしょうがないことに気が付きました。
ただ、この経験のおかげで「人を観察する」っていう行為を人の倍はやってきているわけです。
だからこそこう言えます。
人見知り陰キャだったからこその経験は接客業に活かせる!!
まぁねどんな経験でも活かせる仕事ではあるんですけどね。
買ってもらうと嬉しいのは承認欲求を満たせるから
次は3つ目の理由【買ってもらうとなんだかんだで嬉しいから】について。
長いこと販売員をやっているとね接客がうまくいって買ってもらったりお客さんに感謝されたりすることってたまにはあるんですよ。
そんなときに感じるのはありがとうという気持ちと…
あぁなんか役に立ててよかったなぁ
っていう気持ち。もう承認欲求というかね自分の存在価値を認めてもらえた気持ちになれる。
これってばアニメとかドラマとかでよくいるこんな感じに近いかも…
学校とか会社とかであんまり目立たず、苦労ばっかり強いられている人とかが隠れてエロ垢とかやって「良いね」推してもらって気分良くなっちゃうような人。
なんかねこれと似たような感じでうまくいくと気持ちいいんすよね。それを感じたくて販売員って仕事を長くつつけているのかもしれません。
ただね、だからこそこの業界には承認欲求モンスターみたいに「なんで買ってくれねーんだよ」ってなる人も残念ながらいるのですよ。もしくは『ああ僕はなんてダメなんだろう』と凹みまくる人もいたりします。
僕は上司がうるさい時はわざと凹んだ振りとかしてみたり(
そうならないために重要なのは次の理由です。
他人の感情は自分の問題ではない
4つ目の理由【他人の(お客様の)感情は僕のそれではないから】についてです。
販売員をやっていると心理学とか興味を持つことがたまにあります。いや僕にはありました。
でねこんな感じのことを何かで読んだんですよね
誠意を尽くしてプレゼントを選んだんであればその相手がたとえ喜ばなくてもいいんじゃないか的なね。
ちゃんと受け取ってくれない奴なんて知ったこっちゃねぇ
と僕も納得しちゃったんですよ。だって真剣に考えてプレゼント選んでまともに喜ぶ振りもしてくれないような奴と友達とか思えないでしょ?
でね思ったんですよ、接客業というか販売の仕事も似てるなこれと。って
真剣にそのお客様のことを考えてできうる限りの提案しているのに無視する人とか、少しも検討してくれない人とか、聞きたいことだけ聞いて買ってくれない人には縁がなかっただなと思うことにしたんです。
そりゃね自分の提案手法が悪かったかもしれないとかこれを提案すればよかったかとか反省はします。
でも凹むことも怒ることもしません。だって僕がそうしたところでそのお客様には少しも響きません。
逆にそのお客様に「なんだコイツ」とか「声かけんなよ」とか思われてるかもしれませんが僕にはわからないしコントロールもできません。
気にしてもどうにもできないんだよね…
他人の(お客様の)感情は僕のそれではないから考えてもコントロールはできないし最低限の接客マナーを守っているのならそこまで気にしてもしょうがないと。凹むだけ損だなって。
そう考えるとだいぶ楽に接客業に向き合えるようになりました。
で最後の理由はほぼ僕個人の主張かもしれません。
不特定多数の人に声をかけるって他ではなかなかできないよね?
五つ目の理由【不特定多数の人に仕事として話しかけることができる面白さがあるから】についてです。
やだなぁファーストアプローチとか…って思っていた時期が僕にもありました。
でもねあるとき主人公がなんか世界を救うためにナンパしまくるような物語を読んで思ったんですよ。
あれ?仕事で他人に声をかけることができるって面白くね?って。
だって普通に生活しててもなくないですか他人に話しかけたり話しかけられたり。
それこそナンパでもしないと…
比較的安全に他人と会話する機会を作れる面白い仕事だと考えられるようにしたらめちゃくちゃ気が楽になりました。
視点を変えてみることで楽になることって割とありますよね。
結論:陰キャなら販売員をしろ
さてそんなわけで人見知りの陰キャな僕が販売員を十数年やってきた理由を語ってきました。
で、一番言いたいのはこれ
人見知りの陰キャって意外と接客業に向いてるかもよ?
相手のことを考えて観察して行動起こすそんなあなたにこそおすすめしたいのです。
あ、ちなみに小見出しでなんとなくお判りでしょうが自分「ぼっち・ざ・ろっく」が大好きです。
自分が高校時代ぼっちだったからね…
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